29日のNY株式市場は、大型ハイテク株の主導で買われる展開。主要指標のダウ平均はナスダック総合指数はそろって反発し、それぞれ前日比323.35ドル(1.00％)高の3万2717.60ドル、210.16ポイント(1.79％)高の1万1926.24ポイントで取引を終えた(ナスダックは3日ぶりに反発)。
　追い風となったのは、半導体メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)の業績見通し。同社は前日引け後のカンファレンスコールで、「半導体業界の需給バランスは徐々に改善すると考えている」と説明し、今後の業績改善に自信を見せた。マイクロン株が7.19％高と急伸するなか、他の半導体関連メーカーや大型ハイテク企業にも買いが波及している。
　GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.17％高と上昇したのをはじめ、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が2.33％高、IT機器大手のアップル(@APPL/U)が1.98％高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.92％高と値を上げた。米長期金利が3.5％台に低下したこともハイテク株の支援材料だ。
　一般消費財セクターも高い。Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が3.10％高、電気自動車メーカーのテスラ(@TSLA/U)が2.48％高、スポーツ用品大手のナイキ(@NKE/U)が2.22％高、コーヒーチェーン大手のスターバックス(@SBUX/U)が1.93％高と買われている。
　他の個別動向では、ヨガウエア大手のルルレモン・アスレティカ(@LULU/U)が12.72％高と急伸。前日引け後に発表の2023年度第4四半期決算で、売上高と調整後EPSが上振れたことなどが好感されている。


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