29日のNY株式市場では、業務用ソフト大手のオラクル(@ORCL/U)が前日比3.26％高の120.65ドルと3日続伸で取引を終えた。ブローカーの格上げが好感されている。
　UBSは最新リポートで、オラクルに対する投資判断を「ニュートラル」から「バイ」、目標株価を120→140ドル（↑17％）に引き上げた。今回の格上げは、「オラクルがAI(人工知能)分野から恩恵を受ける可能性が十分に認識されていない」との見方に基づくもの。「オラクルはその規模に比べて、エヌビディア(@NVDA/U)製GPUを大量に割り当てられることで恩恵を受けた」と指摘した上で、「GPU能力やOCI(オラクル・クラウドインフラストラクチャー)アーキテクチャの面で過小評価された優位性を持っている」との見解を示した。この優位性が新規顧客の獲得やクラウドの使用促進に役立つはずとみている。


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