2023/02/03 16:04
フォードが引け後6%安、22年通期の利益目標を達成できず
2日のNYアフターマーケットでは、動車大手のフォード・モーター(@F/UA)が終値比6.28%安の13.42ドルと急落した(通常取引は前日比3.84%高の14.32ドルで終了)。事前に想定していた通期の利益目標が達成できなかったことが懸念されている。
引け後に発表した第4四半期(10〜12月)決算は、売上高が前年同期比16.71%増の440億ドルに伸びる半面、純利益が同89.50%減の12億8900万ドルに落ち込むという結果(大幅減益は、前年同期に保有するリビアン株の評価益を計上していたことが主因)。自動車部門の売上高(18.41%増の418億ドル)が市場予想(約398億1500万ドル)を上回ったものの、調整後・希薄化後EPS(非GAAP、0.51ドル)が市場予想(約0.62ドル)を下回った。
同社は昨年10月に「22年通期の調整後EBIT(非GAAP)が115億〜125億ドルになる(同レンジの下限になる)」との見通しを示していたが、実際には104億ドル(前年比約4%増)にとどまった。ジム・ファーリー最高経営責任者(CEO)はこの点について、「コスト面、特にサプライチェーン問題によって20億ドルの利益を逃した。控えめに言って『イライラしている』。もっと多くのことができた」とコメント。半導体の部品不足や車の納品などの面で問題を抱えていたことを示唆した。
ジョン・ローラー最高財務責任者(CFO)も「期待外れの収益は、主に執行面の問題とサプライチェーン管理の問題によるもの」と述べ、販売台数ベースで従来予想を約10万台下回ったこと(=約10億ドルの利益損失に相当)を明らかにした。逃した残り10億ドル分の利益はコストに絡むもので、23年にコスト削減を進める方針を示している。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
引け後に発表した第4四半期(10〜12月)決算は、売上高が前年同期比16.71%増の440億ドルに伸びる半面、純利益が同89.50%減の12億8900万ドルに落ち込むという結果(大幅減益は、前年同期に保有するリビアン株の評価益を計上していたことが主因)。自動車部門の売上高(18.41%増の418億ドル)が市場予想(約398億1500万ドル)を上回ったものの、調整後・希薄化後EPS(非GAAP、0.51ドル)が市場予想(約0.62ドル)を下回った。
同社は昨年10月に「22年通期の調整後EBIT(非GAAP)が115億〜125億ドルになる(同レンジの下限になる)」との見通しを示していたが、実際には104億ドル(前年比約4%増)にとどまった。ジム・ファーリー最高経営責任者(CEO)はこの点について、「コスト面、特にサプライチェーン問題によって20億ドルの利益を逃した。控えめに言って『イライラしている』。もっと多くのことができた」とコメント。半導体の部品不足や車の納品などの面で問題を抱えていたことを示唆した。
ジョン・ローラー最高財務責任者(CFO)も「期待外れの収益は、主に執行面の問題とサプライチェーン管理の問題によるもの」と述べ、販売台数ベースで従来予想を約10万台下回ったこと(=約10億ドルの利益損失に相当)を明らかにした。逃した残り10億ドル分の利益はコストに絡むもので、23年にコスト削減を進める方針を示している。
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