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2023/01/13 08:57

12月のCPIは前月比0.1%低下、前年比で6カ月連続の鈍化 無料記事

 米労働省労働統計局は12日、2022年12月の消費者物価指数(CPI、1982〜84年=100とする)を発表し、季節調整後ベースで前月比0.1%低下したことを明らかにした。市場予想(↓約0.1%)に一致している。コロナ禍初期以来、約2年半ぶりに低下を記録した格好。前年同月比では6.5%上昇したが、前月から鈍化している(こちらも市場予想と同水準)。
 米金融当局の目標である「2%」まで道のりは長いものの、インフレが最悪期を過ぎたことを示唆する内容。22年6月(↑9.1%)をピークとし、7月(↑8.5%)、8月(↑8.3%)、9月(↑8.2%)、10月(↑7.7%)、11月(↑7.1%)、12月と6カ月連続で鈍化基調を続けている。
 12月の項目別では、食品が0.3%上昇する一方、エネルギーが4.5%低下した。食品とエネルギーを除いたコアCPIは前月比で0.3%上昇し、市場予想(↑約0.3%)に一致。前年同月比では5.7%上昇したものの(市場予想:↑約5.7%)、こちらも前月(↑6.0%)から鈍化した。
 毎月10営業日に発表されるCPIは、(人口のほとんどを占める)都市部の消費者が消費財やサービスに支払った額の経時変化を平均化したもの。最も広く用いられるインフレ関連の重要指標とされ、財政・金融政策の策定に一定の影響を与える。CPIのサブ指標では、変動幅の大きい食品とエネルギーを除くコアCPIが特に注目される。


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