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2023/10/25 12:53

3Q上振れもアルファベット引け後6%安、クラウド収入の下振れを嫌気 無料記事

 24日のNYアフターマーケットでは、IT大手のアルファベット(@GOOGL/UA)が終値比6.07%安の130.38ドルと急落した(通常取引は前日比1.69%高の138.81ドルで終了)。直近決算で約1年ぶりに2ケタ増収を回復したが、クラウド事業の下振れが嫌気されている。
 引け後に発表された第3四半期(7〜9月)決算は、売上高が前年同期比11.00%増の766億9300万ドル、純利益が同41.54%増の196億8900万ドルに拡大するという結果で、提携サイトなどへの支払い(TAC)を除いた調整後売上高(非GAAP)が同11.84%増の640億5100万ドルと市場予想(約630億4400万ドル)を上回った。
 市場が注目したのは、アルファベットのクラウド収入(22.46%増の84億1100万ドル)が市場予想(約86億ドル)を下回ったこと。「Google Cloud」よりシェアの大きいマイクロソフト(@MSFT/UA)の「Azure」が7〜9月期に29%増収を記録したことを踏まえると、物足りない結果だった。アルファベットのルース・ポラット最高財務責任者(CFO)は電話会議で、「クラウド事業の成長は、地域・業界・製品問わず堅調なままだが、その伸びは顧客の“最適化”の取り組みの影響を反映している」とコメント。顧客がIT支出を抑制していることを示唆した。


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