週明け6日のNY株式市場は、上昇基調が続く展開。主要指標のダウ平均が前営業日比34.54ドル（0.10％）高の3万4095.86ドルと小幅に6日続伸し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が40.50ポイント（0.30％）高の1万3518.78ポイントと7日続伸で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、7.64ポイント（0.18％）高の4365.98ポイントと6日続伸で引けている。
　先週に大きく上昇しただけに利食い売りが散見されたが、大型ハイテク株の上昇に支えられて主要3指数が軒並みプラス圏で終えた（小型株を代表するラッセル2000指数は1.29％安）。先週急低下していた金利の上昇は逆風。米国債が売られ、2年債利回りが4.93％（↑0.09ポイント）、10年債利回りが4.64％（↑0.07ポイント）と再び上昇している。今週予定されている米国債入札（7日の3年債入札、8日の10年債入札、9日の30年債入札）の影響が注視されているという。
　セクター別では、S&P500全11業種のうち5業種が上昇。大型ハイテク株を含む情報技術、一般消費財、コミュニケーションの3セクターのほか、ヘルスケア、生活必需品などが強含んだ。IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が1.46％高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.06％高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が1.66％高、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が0.82％高、ヘルスケア大手のイーライ・リリー(@LLY/U)が4.82％高と値を上げている。
　一方、エネルギーや金融、素材など6業種は下落。石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が1.77％安、油田サービス大手のハリバートン(@HAL/U)が1.91％安、投資会社のバークシャー・ハサウェイ(@BRK .B/U)が1.47％安、産金大手のニューモント(@NEM/U)が2.92％安と値を下げた。


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