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2024/09/25 10:01

9月の消費者信頼感指数が98.7に低下で下振れ、8月分は上方修正 無料記事

 非営利民間調査団体の米コンファレンス・ボードは24日、9月の消費者信頼感指数(CCI)を発表し、前月改定値(105.6)を6.9ポイント下回る98.7に低下したことを明らかにした。市場予想(約104)を大きく下回っている。8月分については「103.3」→「105.6」に上方修正した。同統計の締切日は、9月17日に設定されていた。
 9月の内訳は、現況指数が124.3(前月改定値:134.6)、期待指数が81.7(前月改定値:86.3)とそろって低下した。ただ、同期待指数はリセッションを示唆する「80」を3カ月連続で上回っている。
 チーフエコノミストのダナ・ピーターソン氏は今回の結果について、「9月の消費者信頼感は、過去2年続いた狭いレンジの下限近くまで低下した」とコメント。「9月の下落幅は2021年8月以降で最大」と述べ、35〜54歳の消費者を中心に、現在・将来のビジネス環境や労働市場についての見方が悪化したことを指摘した。
 コンファレンス・ボードのCCIは、現在と将来に対する消費者のマインドや消費動向を測る指標。調査を開始した1985年のデータを100としている。消費者約5000人に対するアンケート調査を基に算出され、現況指数が40%、期待指数が60%の比率で構成されている。


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