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2024/03/22 08:50

米国株大引け概況(詳報): 4日続伸、主要3指数が最高値 無料記事

 21日のNY株式市場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)後の買いの勢いが継続する展開。主要指標のダウ平均が前日比269.24ドル(0.68%)高の3万9781.37ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が32.43ポイント(0.20%)高の1万6401.84ポイントとそろって4日続伸で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、16.91ポイント(0.32%)高の5241.53ポイントと4日続伸で終了。主要3指数は軒並み最高値を更新している。
 米司法省に独禁法違反で訴えられたIT機器大手のアップル(@AAPL/U)が4.09%安と売られてナスダックの伸びを抑えたが、半導体関連銘柄を中心に総じて堅調な値動き。前日引け後に好決算・ガイダンスを発表したメモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が14.13%高と急騰したことで、生成AIブームを中心とする全体のセンチメントを一段と改善させている。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が上昇(公益、コミュニケーションはやや下落)。前述したマイクロン等の半導体関連銘柄のほか、金融、資本財などのセクターで上げが目立った。サーバー・ストレージ大手のスーパー・マイクロ・コンピューター(@SMCI/U)が8.38%高、通信半導体大手のブロードコム(@AVGO/U)が5.64%高、半導体装置大手のアプライド・マテリアルズ(@AMAT/U)が2.80%高と値を上げている。ハイテク株のこうしたポジティブな流れは、IPOでも裏付けられ、この日上場したオンライン掲示板のレディット(@RDDT/U)は公募価格比で48.35%高と急騰した。
 このほか、資本財セクターも高い。電動工具のスタンレーブラック・アンド・デッカー(@SWK/U)が3.52%高、FA機器大手のロックウェル・オートメーション(@ROK/U)が2.95%高、建機大手のキャタピラー(@CAT/U)が2.27%高と買われている。


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