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2024/03/11 08:42

米国株大引け概況(詳報): 反落、半導体株安が重し 無料記事

 先週末8日のNY株式市場は、半導体銘柄を中心に売られる展開。主要指標のダウ平均が前日比68.66ドル(0.18%)安の3万8722.69ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が188.27ポイント(1.16%)安の1万6085.11ポイントとそろって反落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、33.67ポイント(0.65%)安の5123.69ポイントと反落で引けている。
 2月雇用統計が「ソフトランディング」期待を裏付ける結果だったため、ハイテク株を中心に総じて堅調な流れで始まったものの、すぐに反転する流れ。これまで相場をけん引してきたGPU大手エヌビディア(@NVDA/U)は、朝方に一時5.10%高まで上昇したものの、結局5.55%安まで売り込まれて終了した。通信半導体大手のブロードコム(@AVGO/U)が6.99%安と売られたこと等もあり、主要半導体銘柄で構成されるSOX指数は4.03%安と急落している。主要株価指数や多数の個別銘柄が過去最高値付近で推移するなか、調整懸念が強まった形だ。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち6業種が下落(コミュニケーションは横ばい)。情報技術(↓2%弱)のほか、生活必需品、素材、一般消費財などのセクターが売られた。前述したエヌビディアなどの半導体銘柄のほか、小売大手のコストコ・ホールセール(@COST/U)が7.64%安、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が1.85%安、製薬大手のイーライ・リリー(@LLY/U)が2.31%安と値を下げている。
 一方、エネルギーや公益など4業種は逆行高。 石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が0.94%高、再生エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が2.77%高と強含んだ。


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