先週末12日のNY株式市場では、クラウド向けネットワーク機器を手掛けるアリスタ・ネットワークス(@ANET/U)が前日比8.55％安の271.22ドルと急落して取引を終えた。ブローカーの2段階格下げがネガティブ材料だ。
　ローゼンブラット証券は最新リポートで、アリスタに対する投資判断を「バイ」→「セル」に引き下げ、目標株価を330→210ドル（↓36％）に下方修正した。
　今回の格下げは、「人工知能(AI)主導のデータセンター向けネットワークスイッチの成長が競合エヌビディア(@NVDA/U)によって妨げられる可能性がある」との見解に基づくもの。アリスタの主力製品「イーサネット・ネットワークスイッチ」は、エヌビディアが手掛ける「InfiniBandチップ（2020年に買収したMellanoxの製品）」と競合しており、エヌビディア側が自社GPUとのバンドルで優位に立っているという。「イーサネットは長期的に勝ち残る技術だが、アリスタは現在の株価を支えるのに必要なほどの恩恵を受けられない恐れがある」と憂慮した。


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