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2024/03/14 08:56

米国株大引け概況(詳報): まちまち、ナスダックは反落 無料記事

 13日のNY株式市場は、前日終値を挟んでもみ合う展開。主要指標のダウ平均が前日比37.83ドル(0.10%)高の3万9043.32ドルと小幅に3日続伸する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が87.87ポイント(0.54%)安の1万6177.77ポイントと反落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、9.96ポイント(0.19%)安の5165.31ポイントと反落して引けている。
 特段の新規材料に欠けるなか、年初来で強い大型ハイテク株を売って、別のセクターに資金を振り向ける動きが出ていた。14日発表の2月生産者物価指数(PPI)、2月小売売上高などを控え、様子見ムードもくすぶる。ただ、米国債は連日で売られ、2年債利回りが4.63%(↑0.04ポイント)、10年債利回りが4.19%(↑0.04ポイント)に上昇した。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち4業種が下落。大型ハイテク株を含む情報技術や一般消費財のほか、ヘルスケアなどのセクターが軟調だった。特に半導体関連銘柄が売られ、エヌビディア(@NVDA/U)が1.11%安、ブロードコム(@AVGO/U)が2.63%安、インテル(@INTC/U)が4.44%安と値を下げている(SOX指数は2.47%安)。また、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が1.21%安、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が0.84%安、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が4.54%安と売られた。テスラに関しては、ウェルズファーゴによる格下げが痛手となっている。
 一方、景気動向に敏感なエネルギーや素材、資本財などの7業種は上昇。石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が1.12%高、コノコフィリップス(@COP/U)が2.20%高、鉱山開発大手のフリーポート・マクモラン(@FCX/U)が7.56%高、建機大手のキャタピラー(@CAT/U)が1.27%高と値を上げた。


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