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2020/12/17 14:32

大麻大手のティルレイ19%高、同業との合併を好感 無料記事

 16日のNY株式市場では、医療用大麻の製造販売を手がける加ティルレイ(@TLRY/U)が前日比18.55%高の9.33ドルと急伸して取引を終えた(場中では一時27.19%高の10.01ドルまで上昇)。同業との合併が好感されている。合併相手の加エフィリア(Aphria、@APHA/U)は0.86%安の8.05ドルとほぼ横ばいで引けた(場中では一時6.52%高の8.65ドルまで上昇)。
 ティルレイはこの日、同業エフィリアを株式交換で吸収合併すると発表した。新会社の企業価値は約50億カナダドル(約39億米ドル)。合併後も「ティルレイ」の社名、「TLRY」のティッカーを変更しない方針だ。2021年第2四半期の手続き完了を目指す。
 合意内容によると、エフィリアの株主は保有1株当たり0.8381株のティルレイ株を受け取る(ティルレイ株主の保有株は変更なし)。エフィリアの15日終値(8.12ドル)を基に計算すると、ティルレイ株の価値を約9.68ドル(15日終値の7.87ドルを約23%上回る水準)とみなしたことになる。
 買収完了後、新会社に対する出資比率はエフィリア株主が62%、ティルレイ株主が38%となる(ティルレイがエフィリアより小さいため、「小が大を飲む」逆さ合併の格好)。
 新会社の経営は、エフィリア側が中心。エフィリアのIrwin Simon最高経営責任者(CEO)が新会社のCEO兼会長に就任するほか、取締役会メンバー(9人)のうち7人をエフィリア出身者が占める見通しだ。


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