詳細
検索 (期間指定)
期間

2024/10/18 09:28

9月の小売売上高は前月比0.4%増、市場予想を上回る 無料記事

 米商務省センサス局は17日、9月の小売売上高(速報値、季節調整済み、インフレ未調整の名目ベース)を発表し、前月比0.4%増の約7144億ドルに伸びたことを明らかにした(前年同月比では1.7%増)。市場予想(約0.3%増)を上回っている。7〜9月の3カ月間では、前年同期比で2.3%増加した。
 自動車・部品を除いた9月の小売売上高は前月比0.5%増えた(市場予想:約0.1%増)。種類別では、自動車・部品ディーラーが横ばいだったほか、家具店が1.4%減、家電量販店が3.3%減、ガソリンスタンドが1.6%減と苦戦する一方、建材・園芸資材店が0.2%増、食料・飲料販売店(スーパーなど)が1.0%増、ヘルス・パーソナルケア店(薬局・ドラッグストアなど)が1.1%増、衣料品店が1.5%増、スポーツ用品・趣味・本・音楽店が0.3%増、GMS(百貨店など)が0.5%増、その他小売店が4.0%増、非店舗販売が0.4%増、飲食店が1.0%増と堅調だった。
 毎月第10営業日に発表されるこの統計は、小売業の月間売上高を推定したもの。国内総生産(GDP)の約7割を占める個人消費の動向を示す統計として、市場で注目されている。調査の方法は、小売・食品サービス企業4700社をサンプリングし、そのデータに基づいて計算するというもの。自動車・部品の占める割合が比較的大きいため、この要素を除いたベースも公表されている。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース