詳細
検索 (期間指定)
期間

2024/01/24 09:47

ネットフリックスの4Qは売上高が上振れ、有料会員の純増数が1312万件を記録 無料記事

 ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/UA)は第4四半期(2023年10〜12月)決算を発表し、売上高が前年同期比12.49%増の88億3282万ドルに伸びるなか、純利益が同16.96倍の9億3783万ドルに膨らんだことを明らかにした。希薄化後EPS(2.11ドル)が市場予想(約2.19ドル)をやや下回ったものの、売上高は市場予想(約87億1000万ドル)を上回っている。
 23年12月末時点のストリーミング総契約数は12.8%増の2億6028万件に伸びた。第4四半期の純増数は1312万件に上り(市場予想:約891万件)、増加ペースが第3四半期(876万件)から加速している格好だ。有料会員1件当たりの平均売上高(ARM)が前年同期比で1%増えた上、為替変動の影響や会員数の予想を上回る増加が2ケタ増収につながっている。
 地域別の売上高は、米国・カナダが9.34%増の39億3100万ドル、欧州・中東・アフリカが18.46%増の27億8400万ドル、中南米が13.66%増の11億5600万ドル、アジア太平洋が12.36%増の9億6300万ドルとなった。
 会社側は24年第1四半期(1〜3月)の業績に関し、売上高を13.2%増の92億4000万ドル、希薄化後EPSを4.49ドルと予想した(希薄化後EPSの市場予想は約4.09ドル)。第1四半期のストリーミング契約純増数は季節性で前期比減少するものの、前年同期(180万件)と同程度を見込んでいる。
 ネットフリックス株は23日、前日比1.33%高の492.19ドルと続伸して終了。引け後のアフターマーケットでは、終値比で8%余り上昇して推移している。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース