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2024/04/25 09:36

メタの1Q上振れ、2Q見通し低調で引け後に株価急落 無料記事

 SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/UA)は第1四半期(1〜3月)決算を発表し、売上高が前年同期比27.26%増の364億5500万ドルに伸びるなか、純利益が同116.65%増の123億6900万ドルに膨らんだことを明らかにした。売上高、希薄化後EPS(4.71ドル)ともに市場予想(それぞれ約361億2500万ドル、約4.31ドル)を上回っている。広告の平均単価が6%上がり、アプリ全体の広告表示回数が20%増えたことが2割超の増収に寄与した。
 全体の営業利益は91%増の138億1800万ドルに拡大した。同利益率は25→38%(↑13ポイント)に上向いている。増収に加え、総費用の伸びを6%に抑えたことが寄与している。3月末時点の従業員数は6万9329人(前年比↓10%)に減った(23年末時点の6万7317人よりは増加)。
 3月末時点で傘下アプリ全体のデイリーアクティブユーザー(DAP)が7%増の32億4000万人に伸びた。同月間アクティブユーザー(MAP)や「Facebook」単体のデータ発表などは中止している。
 会社側は24年第2四半期(4〜6月)の売上高を「365億〜390億ドル」と予想した(市場予想:約382億4000万ドル)。24年通期の見通しに関しては、総費用を「960億〜990億ドル(従来予想:940億〜990億ドル)」に下限を引き上げている。うち設備投資額については、「人工知能(AI)ロードマップをサポートするためのインフラ投資を加速し続ける」ために「350億〜400億ドル(同:300億〜370億ドル)」に引き上げた。
 メタ株は24日引け後、終値比で約15%急落して推移している(通常取引では前日比0.52%安の493.50ドルで終了)。第2四半期の予想売上高が中間値ベース(377億5000万ドル)で下振れたことが嫌気されたようだ。


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