2024/01/17 09:13
ボーイング8%安、ブローカーの格下げを嫌気
3連休明け16日のNY株式市場では、航空機大手のボーイング(@BA/U)が前日比7.89%安の200.52ドルと3日続落で取引を終えた。新たな「737MAX」機の重大事故を受け、ブローカーが格下げしたことが嫌気されている。
ウェルズ・ファーゴ証券は最新リポートで、ボーイングに対する投資判断を「オーバーウエイト」→「イコールウェイト」に引き下げ、目標株価を280→225ドル(↓20%)に下方修正した。現在のバリュエーションについて、米連邦航空局(FAA)が製造ラインに立ち入り検査する影響を織り込んだ水準になっていないと判断している。
同検査に関しては、「FAAがボーイングの生産を詳しく調査しているため、生産/配送遅延のリスクが大きく増加するとみている」と指摘。「ボーイングの(品質面の)直近実績やFAAが問題を発見する動機が大きいことを踏まえると、クリーンな結果となる可能性は低いと考えている」と悲観した。また、FAAが現時点で「737Max-9」型機のみを検査しているが、共通部品を使っている他モデルにも調査対象が広がる恐れがあるとの見解を示している。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
ウェルズ・ファーゴ証券は最新リポートで、ボーイングに対する投資判断を「オーバーウエイト」→「イコールウェイト」に引き下げ、目標株価を280→225ドル(↓20%)に下方修正した。現在のバリュエーションについて、米連邦航空局(FAA)が製造ラインに立ち入り検査する影響を織り込んだ水準になっていないと判断している。
同検査に関しては、「FAAがボーイングの生産を詳しく調査しているため、生産/配送遅延のリスクが大きく増加するとみている」と指摘。「ボーイングの(品質面の)直近実績やFAAが問題を発見する動機が大きいことを踏まえると、クリーンな結果となる可能性は低いと考えている」と悲観した。また、FAAが現時点で「737Max-9」型機のみを検査しているが、共通部品を使っている他モデルにも調査対象が広がる恐れがあるとの見解を示している。
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