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2024/03/12 08:58

米国株大引け概況(詳報): ダウ反発、ナスダックは続落 無料記事

 週明け11日のNY株式市場は、先週末に続き、一部のビッグテック銘柄や半導体銘柄の株価調整が続く展開。主要指標のダウ平均が前営業日比46.97ドル(0.12%)高の3万8769.66ドルと小反発する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が65.84ポイント(0.41%)安の1万6019.27ポイントと続落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、5.75ポイント(0.11%)安の5117.94ポイントと小幅続落で引けている。
 今週は主要インフレ統計の発表を控えている。12日発表予定の2月消費者物価指数(CPI)、14日発表予定の2月生産者物価指数(PPI)を前に、買いを手控える向きもあった。米国債は売られ、2年債利回りが4.54%(↑0.07ポイント)、10年債利回りが4.10%(↑0.03ポイント)に上昇している。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち6業種が下落。資本財のほか、大型ハイテク株を含む一般消費財、情報技術、コミュニケーションなどのセクターが値を下げた。航空機大手のボーイング(@BA/U)が3.02%安と売られたほか、年初から上げが目立っていたGPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.00%安、半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が4.34%安、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が4.42%安、EC大手の アマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.93%安と続落している。一方、年初から出遅れていたネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)やIT機器大手のアップル(@AAPL/U)はそれぞれ1.94%、1.18%ずつ買われた。
 また、素材やエネルギー、生活必需品、公益など5業種は上昇。産金大手のニューモント(@NEM/U)が3.92%高、リチウム大手のアルベマール(@ALB/U)が5.43%高、石油大手のコノコフィリップス(@COP/U)が1.99%高、飲料大手のコカ・コーラ(@KO/U)が1.21%高、電力・ガス大手のサザン・カンパニー(@SO/U)が1.12%高と買われている。


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