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2024/01/18 10:48

プラグ・パワー10%安、10億ドルの増資計画発表で引け後も14%下落 無料記事

 17日のNY株式市場では、水素燃料電池大手のプラグ・パワー(@PLUG/UA)が前日比10.03%安の2.73ドルと急落し、6日続落で取引を終えた。2020年3月以来の安値を切り下げている格好。大型の増資計画を発表したことを受け、引け後のアフターマーケットでも終値比14.08%安の2.35ドルと急落している。
 同社はこの日、証券会社のBライリー・セキュリティーズと契約を結び、最大10億ドル相当の新株を売り出す計画を発表した(17日引け時点の時価総額は約16億6000万ドル)。Bライリーを代理人として、新株を市場価格で随時売却していく内容だ。
 プラグ・パワーを巡っては、昨年11月に発表した第3四半期(7〜9月)決算資料で、今後1年間の「継続企業の前提(ゴーイングコンサーン)」に疑義があると表明したばかり。現在の事業計画に基づく資本支出や営業動向の見通しを踏まえると、追加資金を調達しなければ資金が枯渇すると予想している状態だ。
 ブローカーの見方も厳しい。例えばサスケハナは先週の最新リポートで、プラグ・パワーに対する投資判断を「ポジティブ」→「ニュートラル」に引き下げ、目標株価を9→4.50ドル(↓50%)に下方修正していた。「同社の水素エコシステムに対するソリューションは気に入っているが、資金調達や粗利益率の方面で進展がみられるまで傍観する」とのスタンスを示している。


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