2023/11/21 10:36
アジレントの4Qは上振れ、9%減収も29%増益に
ライフサイエンス向け分析機器大手のアジレント・テクノロジーズ(@A/UA)は第4四半期(8〜10月)決算を発表し、売上高が前年同期比8.70%減の16億8800万ドルに縮小する一方、純利益が同29.07%増の4億7500万ドルに拡大したことを明らかにした。特殊要因を考慮した調整後の希薄化後EPS(非GAAP)は1.38ドル。売上高、同EPSともに市場予想(それぞれ約16億7300万ドル、約1.34ドル)を上回った。
部門別の売上高は、主力のライフサイエンス&応用市場が17%減の9億2800万ドルに縮小する一方、診断&ゲノミクスが1%増の3億5600万ドル、アジレントクロスラボが6%増の4億400万ドルに伸びている。
全体の営業利益は13.37%減の4億800万ドルに縮小。減収が響いたものの、総費用を7.11%削減したことで、営業利益率が25.47→24.17%(↓1.30ポイント)と小幅な悪化にとどまった。また、法人税負担が5500万ドルのマイナス(=利益)に転じたことで最終増益に転じている(前年同期の法人税負担は8700万ドル)。
会社側は24年度(23年11月〜24年10月)の業績について、売上高を「67億1000万〜68億1000万ドル(前年比1.8%減〜0.3%減)」、調整後のEPS(非GAAP)を「5.44〜5.55ドル」と予想した。第1四半期(11〜1月)に関しては、それぞれ「15億5500万〜16億500万ドル」、「1.20〜1.23ドル」に見込む。
アジレント株は20日引け後、終値比6.65%高の121.56ドルと急伸した(通常取引では前日比0.73%高の113.98ドルで終了)。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
部門別の売上高は、主力のライフサイエンス&応用市場が17%減の9億2800万ドルに縮小する一方、診断&ゲノミクスが1%増の3億5600万ドル、アジレントクロスラボが6%増の4億400万ドルに伸びている。
全体の営業利益は13.37%減の4億800万ドルに縮小。減収が響いたものの、総費用を7.11%削減したことで、営業利益率が25.47→24.17%(↓1.30ポイント)と小幅な悪化にとどまった。また、法人税負担が5500万ドルのマイナス(=利益)に転じたことで最終増益に転じている(前年同期の法人税負担は8700万ドル)。
会社側は24年度(23年11月〜24年10月)の業績について、売上高を「67億1000万〜68億1000万ドル(前年比1.8%減〜0.3%減)」、調整後のEPS(非GAAP)を「5.44〜5.55ドル」と予想した。第1四半期(11〜1月)に関しては、それぞれ「15億5500万〜16億500万ドル」、「1.20〜1.23ドル」に見込む。
アジレント株は20日引け後、終値比6.65%高の121.56ドルと急伸した(通常取引では前日比0.73%高の113.98ドルで終了)。
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