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2024/04/04 08:55

米国株大引け概況(詳報): ダウ小幅に3日続落、ナスダックは小反発 無料記事

 3日のNY株式市場は、利下げ期待を巡り、小幅なレンジ内でもみ合う展開。主要指標のダウ平均が前日比43.10ドル(0.11%)安の3万9127.14ドルと小幅に3日続落する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が37.01ポイント(0.23%)高の1万6277.46ポイントと小反発で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、5.68ポイント(0.11%)高の5211.49ポイントと小反発で引けている。
 早期利下げ期待がやや後退するなか、今週は主要株価指数が軟調に推移しているが、この日は押し目買いの動きもあった。3月のISM非製造業景況観指数が51.4(市場予想:約52.8)と下振れるなか、金利が低下したことが追い風。長期金利を代表する10年債利回りは一時4.42%まで上昇していたが、結局4.35%とほぼ横ばいまで戻っている。ダウ平均は、受託製造部門の営業赤字を発表した半導体大手インテル(@INTC/U)が8.22%安と急落したことが重しとなった。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち7業種が上昇。大型ハイテク株を含むコミュニケーションや一般消費財のほか、景気動向に敏感なエネルギーや素材、資本財などのセクターが強含んだ。SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が1.88%高、ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が2.58%高、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が0.95%高と買われたほか、航空エンジン大手のGEエアロスペース(@GE/U)が6.70%高、建機大手のキャタピラー(@CAT/U)が3.00%高と値を上げている。メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)やPC大手のデル・テクノロジーズ(@DELL/U)もそれぞれ4.29%、8.56%ずつ買われた。
 一方、ディフェンシブな生活必需品や公益など4業種は下落。日用品大手のプロクター・アンド・ギャンブル(@PG/U)が2.75%安、化粧品大手のエスティ・ローダー(@EL/U)が4.12%安、ヘルスケア大手のジョンソン・エンド・ジョンソン(@JNJ/U)が2.20%安と値を下げた。


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