2020/02/17 14:18
ハイマックス・テクノロジーズの4Q上振れ
台湾半導体メーカーのハイマックス・テクノロジーズ(奇景光電、@HIMX/U)は第4四半期(10〜12月)決算を発表し、売上高が前年同期比8.41%減の1億7492万ドル、純利益が同87.75%減の103万ドルに縮小したことを明らかにした(売上高は市場予想の約1億6900万ドルを上回る)。
製品別の売上高は、中小型ディスプレードライバーが1.6%増の8110万ドルと伸び悩み、大型ディスプレードライバーが22.0%減の5790万ドルに落ち込んだ。スマホ向けTDDI(タッチ&ディスプレイドライバー)の出荷量が減少しているほか、大型ディスプレードライバーの供給過剰が逆風だ。
全体の営業損益は133万ドルの赤字(前年同期は533万ドルの黒字)。減収に加え、粗利益率の低下(24.3→20.6%)が響く。低価格市場向けのTDDI製品の出荷増や、競争激化によるスマホ向けTTDIの出荷減などが粗利率低下の主な要因だ。
ただ、前四半期比では総じて堅調。製品別の増収率は、大型ディスプレードライバーが15.6%、中小型ディスプレードライバーが5.1%に達した。全体の粗利益率も1.1ポイント改善している。
会社側は第1四半期の売上高を前四半期比1.0〜10.0%増、前年同期比8.2〜17.8%増と予想した。調整後の1ADSあたり利益(非IFRS)はマイナス0.002〜プラス0.021ドルを見込む。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
製品別の売上高は、中小型ディスプレードライバーが1.6%増の8110万ドルと伸び悩み、大型ディスプレードライバーが22.0%減の5790万ドルに落ち込んだ。スマホ向けTDDI(タッチ&ディスプレイドライバー)の出荷量が減少しているほか、大型ディスプレードライバーの供給過剰が逆風だ。
全体の営業損益は133万ドルの赤字(前年同期は533万ドルの黒字)。減収に加え、粗利益率の低下(24.3→20.6%)が響く。低価格市場向けのTDDI製品の出荷増や、競争激化によるスマホ向けTTDIの出荷減などが粗利率低下の主な要因だ。
ただ、前四半期比では総じて堅調。製品別の増収率は、大型ディスプレードライバーが15.6%、中小型ディスプレードライバーが5.1%に達した。全体の粗利益率も1.1ポイント改善している。
会社側は第1四半期の売上高を前四半期比1.0〜10.0%増、前年同期比8.2〜17.8%増と予想した。調整後の1ADSあたり利益(非IFRS)はマイナス0.002〜プラス0.021ドルを見込む。
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