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2024/02/02 10:01

アマゾンの4Qは上振れ、コスト抑制で営業利益4.8倍 無料記事

 EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/UA)は第4四半期(2023年10〜12月)決算を発表し、売上高が前年同期比13.91%増の1699億6100万ドルに伸びるなか、純利益が同38.21倍の106億2400万ドルに膨らんだことを明らかにした。売上高、希薄化後EPS(1.00ドル)ともに市場予想(それぞれ約1662億1300万ドル、約0.81ドル)を上回っている。
 全体の営業利益は4.82倍の132億900万ドルに拡大。2ケタ増収を記録した上、営業費用の伸びを7.02%に抑えたことが寄与している。営業利益率は1.83→7.77%(↑5.94ポイント)に改善した。
 事業部門別の売上高は、北米が13%増の1055億1400万ドル、海外が17%増の402億4300万ドル、パブリック・クラウド「AWS」が13%増の242億400万ドルと軒並み拡大した(AWSの増収率は前四半期の12%からやや加速)。ビジネス別では、広告が27%増の146億5400万ドル、サードパーティ向けサービスが20%増の435億5900万ドルと好調だった。
 会社側は24年第1四半期(1〜3月)業績について、売上高を1380億〜1435億ドル(前年同期比8〜13%増)、営業利益を80億〜120億ドル(前年同期:48億ドル)と予想している。
 アマゾン株は1日、前日比2.63%高の159.28ドルと反発して取引を終えた。引け後のアフターマーケットでは、終値比で7%余り上昇している。


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