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2024/10/03 09:52

ADPの9月民間雇用統計は14.3万人増で上振れ、8月分やや上方修正 無料記事

 給与計算代行サービス大手のオートマチック・データ・プロセッシング(@ADP/U)は2日、9月の全米雇用レポートを発表し、民間の非農業部門雇用者数が前月比で14万3000人増えたことを明らかにした。市場予想(約12万5000人増)を上回っている。8月分については、「9万9000人増」→「10万3000人増」にやや上方修正した。
 9月分を業種別にみると、製品製造業とサービス業がそれぞれ4万2000人、10万1000人ずつ増加した。サービス業の中では、情報業(↓1万人)でリストラが続く一方、レジャー/ホスピタリティ(バー、レストラン、ホテル等)が3万4000人増、教育・ヘルスサービスが2万4000人増、プロフェッショナル/ビジネスサービスが2万人増と堅調だった。製品製造業では、建設業と資源でそれぞれ2万6000人、1万4000人ずつ増えている。
 企業規模別でみると、従業員数49人以下の小型企業で8000人減ったが、500人以上の大企業で6万4000人増、50〜499人の中型企業で8万6000人増となった。
 賃金上昇ペースは、在職者が前年同月比4.7%増、転職者が6.6%増となっている。ともに伸び率が前月(それぞれ4.8%増、7.3%増)から鈍化した形だ。
 なお、今週4日には、米労働省労働統計局(BLS)が8月の雇用統計を発表する予定。非農業部門就業者数(季節調整済み)が前月比で約15万人増えると予想されている(8月実績は14万2000人増)。


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