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2024/02/02 11:09

4Q利益3倍でメタが引け後15%高、初配当や自社株買いを発表 無料記事

 1日のNYアフターマーケットでは、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/UA)が終値比15.15%高の454.60ドルと急伸した(通常取引では前日比1.19%高の394.78ドルで終了)。良好な決算や株主還元の拡充などが好感されている。
 引け後に発表された2023年第4四半期(10〜12月)決算は、売上高が前年同期比24.70%増の401億1100万ドルに伸びるなか、純利益が同201.31%増の140億1700万ドルに膨らむという結果で、売上高、希薄化後EPS(5.33ドル)ともに市場予想(それぞれ約390億900万ドル、約4.91ドル)を上回った。広告の平均単価が2%上がり、アプリ全体の広告表示回数が21%増えたことが2割増収に寄与している。
 マージンも急回復。総費用を7.91%減の237億2700万ドルに圧縮するなか、営業利益率は20→41%と倍以上に改善した。
 株主還元の強化も株価にとって追い風。会社側は初の四半期配当を発表し、3月26日付で1株当たり0.50ドルを支払うことを明らかにした(権利落ち日は2月22日)。12月末時点で現金・現金等価物が654億300万ドル(22年12月末:407億3800万ドル)に膨らんだことが背景にある。また、新たに自社株購入枠を500億ドル増額することも公表した。同社は23年通期で計200億3000万ドル相当の自社株を買い戻し、12月末時点で309億3000万ドルの残余枠を有している。


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