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2024/05/21 10:59

エヌビディア2%高、決算発表前に目標株価の上方修正が相次ぐ 無料記事

 週明け20日のNY株式市場では、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が前営業日比2.49%高の947.80ドルと反発して取引を終えた。22日引け後に第1四半期(2〜4月)決算の発表を控えるなか、ブローカーが目標株価を上方修正する動きが相次いでいる。
 例えばスタイフェルは最新リポートで、投資判断「バイ」を維持し、目標株価を910→1085ドル(↑19%)に上方修正した。また、ベアードも「アウトパフォーム」の投資判断を維持し、目標株価を1050→1200ドル(↑14%)に引き上げている。英バークレイズも「オーバーウエイト」の投資判断を維持し、目標株価を850→1100ドル(↑29%)に上方修正した。
 エヌビディアの第1四半期(2〜4月)決算は現在、売上高が約247億ドル、調整後EPSが約5.65ドルに上ると予想されている。それぞれ前四半期比で約12%増、約9%増の水準。市場関係者の間では同社の最新業績が上振れるとの見方が大半だが、決算に対する株価の短期的な反応や株式市場全体への影響については一部で慎重な向きもあるようだ。例えばエバーコアISIのジュリアン・エマニュエル氏は「過去のエヌビディアの決算に対する反応は、23年5月と24年2月が急騰だったものの、23年8月が『だから何?』というものでそれがS&P500の下落のきっかけとなった。一つ確かなことは、決算への株価の反応を予測するのは難しいが、S&P500指数全体に影響するということ」との見解を示している。


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