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2024/04/02 08:58

米国株大引け概況(詳報): ダウ反落、金利の上昇が逆風 無料記事

 連休明け1日のNY株式市場は、一部ハイテク株を除いて総じて軟調な展開。主要指標のダウ平均が前営業日比240.52ドル(0.60%)安の3万9566.85ドルと反落する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が17.37ポイント(0.11%)高の1万6396.83ポイントと小反発で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数は、10.58ポイント(0.20%)安の5243.77ポイントと小反落で終了。小型株を代表するラッセル2000指数も、21.71ポイント(1.02%)安の2102.84ポイントと売られて引けている。
 強い経済統計によって利下げ期待がやや後退したことが重し。3月のISM製造業景況観指数は50.3と市場予想(約48.3)を上回ったほか、同価格指数も上振れた。米国債は売られ、2年債利回りが4.71%(↑0.09ポイント)、10年債利回りが4.31%(↑0.11ポイント)と急上昇している。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が下落。REITやヘルスケア、資本財、生活必需品、公益などのセクターが売られた。ホームセンター大手のホーム・デポ(@HD/U)が4.06%安、製薬大手のイーライ・リリー(@LLY/U)が2.24%安、物流大手のフェデックス(@FDX/U)が3.32%安、会員制・倉庫型店舗販売大手のコストコ・ホールセール(@COST/U)が1.55%安と値を下げている。
 一方、エネルギーのほか、大型ハイテク株を含むコミュニケーションや情報技術といった3セクターは逆行高。ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が3.02%高と最高値を更新したほか、半導体メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が5.44%高、イーサネットスイッチ大手のアリスタ・ネットワークス(@ANET/U)が3.37%高と買われた。


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