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2024/05/08 08:51

米国株大引け概況(詳報): まちまち、ダウは小幅続伸 無料記事

 7日のNY株式市場は、前日終値を挟んでもみ合う展開。主要指標のダウ平均が前日比31.99ドル(0.08%)高の3万8884.26ドルと小幅に5日続伸する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が16.69ポイント(0.10%)安の1万6332.56ポイントと小幅ながら4営業日ぶりに反落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数は、6.96ポイント(0.13%)高の5187.70ポイントで引けている。
 新規材料に欠けるなか、やや様子見ムードが漂う状態。年内の利下げが改めて意識されるなか、長期金利が低下を続けていることが引き続き支援材料だが、先週半ばから続伸していたこともあり、一部の大型ハイテク株や半導体株がやや軟調に転じた。
 前日引け後以降に発表された決算への反応はまちまち。エンターテインメント大手のウォルト・ディズニー(@DIS/U)が9.51%安、プロ向け建築用資材大手のビルダーズ・ファーストソース(@BLDR/U)が19.05%安と急落する一方、化学メーカーのFMC(@FMC/U)が9.46%高、香料メーカーのインターナショナル・フレーバーズ・アンド・フレグランシズ(@IFF/U)が6.40%高と値を上げている。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が上昇。ディフェンシブな公益、生活必需品、ヘルスケアのほか、素材などのセクターが強含んだ。再生エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が0.98%高、会員制・倉庫型店舗販売大手のコストコ・ホールセール(@COST/U)が1.96%高、医薬品大手のイーライ・リリー(@LLY/U)が1.45%高、素材化学大手のダウ(@DOW/U)が1.78%高と買われている。
 一方、一般消費財と情報技術、エネルギーの3セクターは下落。一部の大型ハイテク株が売られ、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.02%安、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が1.72%安、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が3.76%安と値を下げた。


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