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2020/12/17 09:28

テラドック・ヘルス5%安、アマゾンが「Amazon Care」を事業化か 無料記事

 16日のNY株式市場では、遠隔診療プラットフォームを手掛けるテラドック・ヘルス(@TDOC/U)が前日比4.61%安の187.07ドルと急落して取引を終えた。IT大手企業が競合になる恐れが出てきたことが嫌気されている。
 ビジネスニュースサイトのBusiness Insiderはこの日、消息筋情報として「アマゾンが(テラドックと競合する)遠隔医療ビジネスを構築しつつあり、不動産情報サイト大手のジロー・グループ(@ZG/U)などに売り込みをかけているもよう」と報じた。売り込みを受けた他の企業名は不明。ジローについても、サービスの売り込みがあったものの、何も契約していないという。
 アマゾンは2019年、ワシントン州シアトルの自社従業員向けに遠隔医療サービス「Amazon Care」を開始した。従業員とその家族に対し、ビデオ通話・チャットによる医療相談のほか、訪問診療、処方薬配達などのサービスを提供する。将来的に、より多くの従業員に対象を拡大する可能性を示唆している。
 アマゾンはここ数年、ヘルスケア事業に進出しつつある。今年11月には、オンライン薬局「アマゾン・ファーマシー」を開業したと報じられた。プライム会員向けに処方箋薬を無料で配送するほか、医療保険大手シグナとの提携を通じて大手医薬品メーカーの製品を値引き販売するサービスを始めている。


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