詳細
検索 (期間指定)
期間

2024/03/19 08:52

米国株大引け概況(詳報): 反発、大型ハイテク株の一角に買い 無料記事

 週明け18日のNY株式市場は、朝高の後に上げ幅を縮める展開。主要指標のダウ平均が前営業日比75.66ドル(0.20%)高の3万8790.43ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が130.28ポイント(0.82%)高の1万6103.45ポイントとそろって反発して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、32.33ポイント(0.63%)高の5149.42ポイントと反発で引けている。ただ、小型株を代表するラッセル2000指数は、14.59 ポイント(0.72%)安の2024.74ポイントと反落した。
 大型ハイテク株の一角が相場をけん引。「GTCカンファレンス」を控えたGPU大手エヌビディア(@NVDA/U)が朝方に一時5%余り急伸したほか(最終的に0.70%高で終了)、「生成AI『Gemini』をiPhoneに搭載する方向で協議を行っている」と報じられたIT大手アルファベット(@GOOGL/U)が一時7%余り上昇した(最終的に4.60%高で終了)。ただ、19〜20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、政策会合後に発表するドットプロットなど金利の見通しに注目が集まるなかで、朝高後は売りが優勢になっている。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が上昇。大型ハイテク株を含むコミュニケーション(↑3%弱)が買われたほか、一般消費財、情報技術などが強含んだ。前述したエヌビディアやアルファベットのほか、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が2.66%高、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が6.25%高、ソフトウェア大手のアドビ(@ADBE/U)が4.35%高などと値を上げている。
 他の個別動向では、飲料大手のペプシコ(@PEP/U)が4.01%上昇。有力ブローカーの格上げが好感された。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース