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2024/03/26 08:56

米国株大引け概況(詳報): 下落、大型ハイテク株などが軟調 無料記事

 週明け25日のNY株式市場は、やや軟調な展開。主要指標のダウ平均が前日比162.26ドル(0.41%)安の3万9313.64ドルと続落し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が44.35ポイント(0.27%)安の1万6384.47ポイントと反落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、15.99ポイント(0.31%)安の5218.19ポイントと続落で引けている。
 特に目新しい材料は無いが、利益確定売りが優勢で始まった。米ビッグテック企業3社(アルファベット、アップル、メタ)に対し、欧州連合(EU)がデジタル市場法の遵守を巡って正式な調査に乗り出すなか、これらの銘柄がやや下落している。また、中国が政府調達でインテル(@INTC/U)やアドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)のチップを採用しない方向で進んでいるとの報道で、一部半導体銘柄も弱含んだ。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が下落(下落幅は全て0.7%未満)。大型ハイテク株を含む情報技術、コミュニケーションのほか、資本財などのセクターが軟調だった。前述したネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が0.41%安、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が0.83%安、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が1.29%安と値を下げたほか、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)も1.37%下落している。ただ、AI関連銘柄の一角はなお買われ、半導体メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が6.28%高、サーバー・ストレージ大手のスーパー・マイクロ・コンピューター(@SMCI/U)が7.20%高と急伸した。
 エネルギー、公益、素材の3業種は上昇。石油大手のコノコフィリップス(@COP/U)が2.60%高、鉱山開発大手のフリーポート・マクモラン(@FCX/U)が0.55%高、再生エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が1.34%高と強含んだ。


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