2024/09/11 08:45
米国株大引け概況(詳報): まちまち、ナスダックは続伸
10日のNY株式市場は、中盤で売られる場面もあったが、総じて底堅い展開。主要指標のダウ平均が前日比92.63ドル(0.23%)安の4万736.96ドルと反落する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が141.28ポイント(0.84%)高の1万7025.88ポイントと続伸して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、24.47ポイント(0.45%)高の5495.52ポイントと続伸で引けている。
特段の新規材料が無い中、大型ハイテク株を中心に押し目買いが続く流れ。引け後の大統領選TV討論会や11日発表の8月CPIなどを控え、大きな値動きは限られていた。利下げ観測で債券買いが続くなか、2年債利回りは3.59%(↓0.08ポイント)、10年債利回りは3.64%(↓0.06ポイント)に低下している。市場心理を示すVIX指数(恐怖指数)は19.08(↓0.37)と連日で下がった。
セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が上昇。REITのほか、大型ハイテク株を含む一般消費財や情報技術などが買われた。足元業績の上振れなどで業務用ソフト大手のオラクル(@ORCL/U)が11.44%高と急伸したことを受け(最高値を更新)、他のAI関連銘柄も物色され、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が4.58%高、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が2.37%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が2.09%高、通信半導体大手のブロードコム(@AVGO/U)が5.25%高、半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が5.25%高と値を上げている。なお、昨日に新型iPhoneを発表したIT機器大手アップル(@AAPL/U)は0.36%安。欧州司法裁判所の追徴課税裁判で敗訴したことが株価の重しとなった。
エネルギーと金融の2業種は下落。原油先物が4%余り急落したことを受け、石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が3.64%売られた。また、純利息収入の見通しがやや高すぎると示唆した金融大手のJPモルガン・チェース(@JPM/U)が5.19%安、トレーディング収入の減少見通しを示したゴールドマン・サックス(@GS/U)が4.39%安と値を下げている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
特段の新規材料が無い中、大型ハイテク株を中心に押し目買いが続く流れ。引け後の大統領選TV討論会や11日発表の8月CPIなどを控え、大きな値動きは限られていた。利下げ観測で債券買いが続くなか、2年債利回りは3.59%(↓0.08ポイント)、10年債利回りは3.64%(↓0.06ポイント)に低下している。市場心理を示すVIX指数(恐怖指数)は19.08(↓0.37)と連日で下がった。
セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が上昇。REITのほか、大型ハイテク株を含む一般消費財や情報技術などが買われた。足元業績の上振れなどで業務用ソフト大手のオラクル(@ORCL/U)が11.44%高と急伸したことを受け(最高値を更新)、他のAI関連銘柄も物色され、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が4.58%高、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が2.37%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が2.09%高、通信半導体大手のブロードコム(@AVGO/U)が5.25%高、半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が5.25%高と値を上げている。なお、昨日に新型iPhoneを発表したIT機器大手アップル(@AAPL/U)は0.36%安。欧州司法裁判所の追徴課税裁判で敗訴したことが株価の重しとなった。
エネルギーと金融の2業種は下落。原油先物が4%余り急落したことを受け、石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が3.64%売られた。また、純利息収入の見通しがやや高すぎると示唆した金融大手のJPモルガン・チェース(@JPM/U)が5.19%安、トレーディング収入の減少見通しを示したゴールドマン・サックス(@GS/U)が4.39%安と値を下げている。
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