ベッセント財務長官は12日に出演したCNBCの番組で、「今後数週間以内に、より充実した合意に向けて再び（中国当局者との）会合を開くことになる」との見通しを示した。場所など同会合の詳細はまだ決まっていないものの、今後の協議に向けた「メカニズム」がすでに整っていると説明している。
　ベッセント氏はまた、今回スイス・ジュネーブで行われた協議の際、2人の当局者間でフェンタニルに関する「非常に長く詳細な個別協議」が行われたことを明かした。この点について「ジュネーブでの会談で、中国側が前駆薬の流入阻止について米国を支援する姿勢を真剣に示した」と評価している。
　米国と中国は先週末にスイスで閣僚級協議を行い、週明け12日に「相互関税」の大部分を90日間一時停止すると発表した。米国は対中関税を145→30％に、中国は対米関税を125→10％に引き下げることで合意している。


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