2025/04/18 09:32
イーライ・リリーが14%高、経口減量薬の後期治験で有望な結果 
17日のNY株式市場では、医薬品大手のイーライ・リリー(@LLY/U)が前日比14.30%高の839.96ドルと急伸して取引を終えた。経口型の新たな減量薬の治験で良好な結果を示したことが好感されている。
同社はこの日、毎日服用する経口GLP-1受容体作動薬候補「オルフォグリプロン(Orforglipron)」について、第3相臨床試験の最初のテストで肯定的な結果を得たと発表した。最高用量を服用した患者は、40週間でHbA1c(血液中のヘモグロビンのうち糖と結合した割合の測定値)が平均1.3〜1.6%低下し、体重が平均7.9%(約7.3kg)減少している。会社側はまた「試験終了時点でもまだ減量効果が頭打ちになっていなかった」と指摘し、試験期間終了後も減量効果が継続できる可能性を示唆した。副作用に関しては主に消化器系の症状(下痢、吐き気など)で軽度〜中等度。注射型GLP-1薬と同様の安全性・忍容性を示している。
イーライ・リリーは「オルフォグリプロン」について、肥満治療薬として2025年末までに、糖尿病治療薬として26年に各国規制当局へ承認申請する予定。デビッド・リックス最高経営責任者(CEO)は「この錠剤は世界中の人々が使えるよう、容易に製造・大量販売できる可能がある」と期待感を示した。
一方、経口薬開発でイーライ・リリーに追い抜かれつつある競合ノボ・ノルディスク(@NVO/U)のADRは17日、前日比7.63%安の58.08ドルと急落した。ブローカーのBMOキャピタル・マーケッツは、ノボの投資判断を「アウトパフォーム」→「マーケットパフォーム」に引き下げている(目標株価は64ドル)。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
同社はこの日、毎日服用する経口GLP-1受容体作動薬候補「オルフォグリプロン(Orforglipron)」について、第3相臨床試験の最初のテストで肯定的な結果を得たと発表した。最高用量を服用した患者は、40週間でHbA1c(血液中のヘモグロビンのうち糖と結合した割合の測定値)が平均1.3〜1.6%低下し、体重が平均7.9%(約7.3kg)減少している。会社側はまた「試験終了時点でもまだ減量効果が頭打ちになっていなかった」と指摘し、試験期間終了後も減量効果が継続できる可能性を示唆した。副作用に関しては主に消化器系の症状(下痢、吐き気など)で軽度〜中等度。注射型GLP-1薬と同様の安全性・忍容性を示している。
イーライ・リリーは「オルフォグリプロン」について、肥満治療薬として2025年末までに、糖尿病治療薬として26年に各国規制当局へ承認申請する予定。デビッド・リックス最高経営責任者(CEO)は「この錠剤は世界中の人々が使えるよう、容易に製造・大量販売できる可能がある」と期待感を示した。
一方、経口薬開発でイーライ・リリーに追い抜かれつつある競合ノボ・ノルディスク(@NVO/U)のADRは17日、前日比7.63%安の58.08ドルと急落した。ブローカーのBMOキャピタル・マーケッツは、ノボの投資判断を「アウトパフォーム」→「マーケットパフォーム」に引き下げている(目標株価は64ドル)。
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