2025/11/21 08:47 NEW!!
米国株大引け概況(詳報): 急反落、朝高後に売り膨らむ 
20日のNY株式市場は、朝高後に急反転するなど大型ハイテク株主導で大荒れの展開。主要指標のダウ平均が前日比386.51ドル(0.84%)安の4万5752.26ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が486.18ポイント(2.15%)安の2万2078.05ポイントとそろって反落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、103.40ポイント(1.56%)安の6538.76ポイントと反落で終了。一時回復した50日移動平均線(6711ポイント)を再び下回って引けている。
人工知能(AI)関連銘柄の勢いが足元で鈍るなか、注目されていたGPU大手エヌビディア(@NVDA/U)の最新決算・ガイダンスは良好なものだったが、この日の全体相場は寄り付きの急騰後(一時はダウが1.55%高、ナスダックが2.58%高、S&P500が1.92%高まで上昇)、利益確定売りに押される流れとなった。同社のジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)が最新チップの需要について「桁外れだ」と述べたが市場の楽観ムードが続かず、一時5.08%高と買われた同社株は3.15%安まで下落している。リスクオフで米国債が買われ、長期金利を代表する10年債利回りは4.08%(↓0.06ポイント)に低下。VIX指数(恐怖指数)は一時「20」割れの場面もあったが、26.42(↑2.76)に上昇した。
セクター別では、S&P500全11業種のうち10業種が下落。大型ハイテク株を含む情報技術(↓2%超)、一般消費財、コミュニケーションのほか、景気動向に敏感な素材、エネルギーなどのセクターが軒並み売られた。前述したエヌビディアが反転するなど、AI関連銘柄に売りが目立つ。メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が10.87%安、半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が7.84%安と急落したほか(SOX指数は4.77%安)、業務ソフト・クラウド大手のオラクル(@ORCL/U)が6.58%安、ビッグデータ分析大手のパランティア・テクノロジーズ(@PLTR/U)が5.85%安と大きく値を下げている。
一方、ディフェンシブな生活必需品セクターは逆行高。好決算を発表した小売大手のウォルマート(@WMT/U)が6.46%高と急伸したほか、日用品大手のプロクター・アンド・ギャンブル(@PG/U)が0.82%高と強含んだ。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
人工知能(AI)関連銘柄の勢いが足元で鈍るなか、注目されていたGPU大手エヌビディア(@NVDA/U)の最新決算・ガイダンスは良好なものだったが、この日の全体相場は寄り付きの急騰後(一時はダウが1.55%高、ナスダックが2.58%高、S&P500が1.92%高まで上昇)、利益確定売りに押される流れとなった。同社のジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)が最新チップの需要について「桁外れだ」と述べたが市場の楽観ムードが続かず、一時5.08%高と買われた同社株は3.15%安まで下落している。リスクオフで米国債が買われ、長期金利を代表する10年債利回りは4.08%(↓0.06ポイント)に低下。VIX指数(恐怖指数)は一時「20」割れの場面もあったが、26.42(↑2.76)に上昇した。
セクター別では、S&P500全11業種のうち10業種が下落。大型ハイテク株を含む情報技術(↓2%超)、一般消費財、コミュニケーションのほか、景気動向に敏感な素材、エネルギーなどのセクターが軒並み売られた。前述したエヌビディアが反転するなど、AI関連銘柄に売りが目立つ。メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が10.87%安、半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が7.84%安と急落したほか(SOX指数は4.77%安)、業務ソフト・クラウド大手のオラクル(@ORCL/U)が6.58%安、ビッグデータ分析大手のパランティア・テクノロジーズ(@PLTR/U)が5.85%安と大きく値を下げている。
一方、ディフェンシブな生活必需品セクターは逆行高。好決算を発表した小売大手のウォルマート(@WMT/U)が6.46%高と急伸したほか、日用品大手のプロクター・アンド・ギャンブル(@PG/U)が0.82%高と強含んだ。
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