米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は4日の演説で、米トランプ政権が発表した関税措置の影響に言及し、物価の上昇と経済成長の鈍化を予想する見解を示した。現在の経済動向は堅調にみえるものの、関税について「予想よりも大幅に大きい」と認識。経済への影響が大きいと述べ、「非常に不確実な見通し」に直面していると述べている。
　また現時点では、金融政策の適切な道筋と述べるのは「時期尚早」とコメント。今後発表されるデータ、変化する見通し、リスクのバランスを引き続き注意深く監視し、政策スタンスの調整を検討する前により明確な情報を得られるまで待つ方針を示している。


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