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2025/11/27 08:42

米国株大引け概況(詳報): 4日続伸、利下げ観測が引き続き支援材料 無料記事

 26日のNY株式市場は、感謝祭の週末を控えるなか、薄商いだが買いが続く展開。主要指標のダウ平均が前日比314.67ドル(0.67%)高の4万7427.12ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が189.10ポイント(0.82%)高の2万3214.69ポイントとそろって4日続伸で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、46.73ポイント(0.69%)高の6812.61ポイントと4日続伸で引けている。
 追加利下げ観測が引き続き追い風。「FedWatch」ツールによると、12月FOMCでの利下げ確率は約85%に上っている。日中に目立った新規材料は無かったが、幅広いセクターの上昇基調が続いた。VIX指数(恐怖指数)は17.19(↓1.37)に下がっている。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が上昇。公益、情報技術、素材といったセクターが1%余り買われた。半導体関連が持ち直し、IT大手アルファベット(@GOOGL/U)との競争激化懸念で売られていたエヌビディア(@NVDA/U)が1.37%高、アドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が3.93%高と買い戻されたほか、ブロードコム(@AVGO/U)が3.26%高と最高値を更新している。ガイダンスの上方修正を受けて、IT機器大手のデル・テクノロジーズ(@DELL/U)も5.83%高と値を上げた。非ハイテク株では、産金大手のニューモント(@NEM/U)が4.93%高、鉱山開発大手のフリーポート・マクモラン(@FCX/U)が2.63%高、電力大手のヴィストラ(@VST/U)が3.49%高と買われている。
 一方、ヘルスケアやコミュニケーションの2業種は弱含み。ここ数日上げが目立ったアルファベットが1.08%安、医薬品大手のイーライ・リリー(@LLY/U)が0.50%安と小幅に反落した。
 なお、翌27日は感謝祭で休場となり、28日は半日取引となる予定だ。


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