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2025/10/16 10:03

アルファベット傘下ウェイモ、26年にロンドンで無人タクシーを開始へ 無料記事

 グーグル親会社アルファベット(@GOOGL/U)傘下の自動運転技術企業、ウェイモ(Waymo)は15日、英ロンドンで2026年に無人タクシーサービスを開始すると発表した。今後数カ月で安全要員を同乗させた試験走行を始め、規制当局の許可を得た上でサービスを始める予定だ。海外展開としては、今年初にテストを始めた東京に継いで2カ所目となる。
 ロンドンでは英ジャガーの電気自動車「I-PACE」にウェイモの自動運転システムを搭載し、車両管理企業のムーブと提携して運営していく構え。ウェイモは既にロンドンとオックスフォードに技術開発拠点を構えている。
 ウェイモはすでに米国でロサンゼルス、サンフランシスコ、フェニックスなど5都市で商用サービスを提供中。マイアミやワシントンDCでも開始を予定している。これまでに公道で1億マイル以上の自動運転走行実績があり、1000万回超の有料乗車サービスを提供している。
 CNBCによると、英国は今年6月、自動運転企業の商用実証実験を加速する枠組みを発表。ロンドン市も2041年までに交通事故死者をゼロにする目標を掲げており、自動運転技術の活用に期待を寄せている。ウェイモのデータによると、人間の運転と比べ負傷事故が5分の1、歩行者事故は12分の1にとどまるという。なお、英ロンドンでは、ソフトバンクとマイクロソフトが出資する英新興企業ウェイブも、来年にサービス開始を計画している。


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