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2025/08/05 08:21 NEW!!

米国株大引け概況(詳報): 反発、押し目買いが優勢 無料記事

 週明け4日のNY株式市場は、押し目買いが優勢な展開。主要指標のダウ平均が前日比585.06ドル(1.34%)高の4万4173.64ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が403.45ポイント(1.95%)高の2万1053.58ポイントとそろって反発して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、91.93ポイント(1.47%)高の6329.94ポイントと反発で引けている。
 「雇用統計ショック」で先週末1日に下落した分を帳消しにした格好。7月の雇用統計が下振れ、5・6月データが大きく下方修正されたことなどが懸念材料だが、総じて買い戻されている。先週末に急低下した10年債利回りは4.19%(↓0.03ポイント)とさらに下がり、「20」を超えていたVIX指数(恐怖指数)は17.52(↓2.86)に低下した。労働市場の弱さは気掛かりだが、9月の利下げを期待する見方もあった。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち10業種が上昇(エネルギーのみ逆行安)。大型ハイテク株を含むコミュニケーション、情報技術のほか、公益、素材、ヘルスケアといったセクターが買われた。GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が3.62%高、半導体大手のブロードコム(@AVGO/U)が3.15%高、データ解析・人工知能(AI)大手のパランティア・テクノロジーズ(@PLTR/U)が4.14%高、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が3.12%高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が3.51%高と軒並み値を上げている。このほか、電力大手のコンステレーション・エナジー(@CEG/U)やヴィストラ(@VST/U)もそれぞれ4.14%、2.89%ずつ買われた。


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