2025/04/18 09:55
1Q下振れでユナイテッドヘルス22%安、通期予想利益を大きく下方修正 
17日のNY株式市場では、医療保険大手のユナイテッドヘルス(@UNH/U)が前日比22.38%安の454.11ドルと急落して取引を終えた。足元業績の下振れや利益見通しの下方修正などが嫌気されている。
この日発表された第1四半期(1〜3月)決算は、売上高が前年同期比9.79%増の1095億7500万ドルに伸びるなか、純損益が62億9200万ドルの黒字に転じるという結果だったが(前年同期は14億900万ドルの赤字)、売上高、調整後・希薄化後EPS(非GAAP、7.20ドル)ともに市場予想(それぞれ約1115億5900万ドル、約7.27ドル)を下回った。医療費比率(保険料収入に占める医療費の割合)は84.3→84.8%(↑0.5ポイント)に上昇している。
会社側は通期利益ガイダンスを下方修正。主に医療コストの増加傾向を受け、2025年通期の調整後EPS(非GAAP)見通しを「29.50 30.00ドル」→「26.00〜26.50ドル」に大きく引き下げた。(高齢者や障害者向けの)「メディケア・アドバンテージプラン」の外来・医師サービスへの需要が計画を大きく上回る見込みであることなどを理由に挙げている。
この動きは、同業他社にも波紋を広げた。17日のNY株式市場では、競合のヒューマナ(@HUM/U)が7.40%安、エレヴァンス・ヘルス(@ELV/U)が2.42%安、CVSヘルス(@CVS/U)が1.84%安と値を下げている。一方、医療サービス需要増の見通しを受け、病院運営のHCAヘルスケア(@HCA/U)は1.21%高と堅調だった。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
この日発表された第1四半期(1〜3月)決算は、売上高が前年同期比9.79%増の1095億7500万ドルに伸びるなか、純損益が62億9200万ドルの黒字に転じるという結果だったが(前年同期は14億900万ドルの赤字)、売上高、調整後・希薄化後EPS(非GAAP、7.20ドル)ともに市場予想(それぞれ約1115億5900万ドル、約7.27ドル)を下回った。医療費比率(保険料収入に占める医療費の割合)は84.3→84.8%(↑0.5ポイント)に上昇している。
会社側は通期利益ガイダンスを下方修正。主に医療コストの増加傾向を受け、2025年通期の調整後EPS(非GAAP)見通しを「29.50 30.00ドル」→「26.00〜26.50ドル」に大きく引き下げた。(高齢者や障害者向けの)「メディケア・アドバンテージプラン」の外来・医師サービスへの需要が計画を大きく上回る見込みであることなどを理由に挙げている。
この動きは、同業他社にも波紋を広げた。17日のNY株式市場では、競合のヒューマナ(@HUM/U)が7.40%安、エレヴァンス・ヘルス(@ELV/U)が2.42%安、CVSヘルス(@CVS/U)が1.84%安と値を下げている。一方、医療サービス需要増の見通しを受け、病院運営のHCAヘルスケア(@HCA/U)は1.21%高と堅調だった。
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