米サプライマネジメント協会(ISM)は2日、2025年8月の米製造業景況感指数（PMI：Purchasing Managers Index）を発表し、前月（48.0）を0.7ポイント上回る48.7に改善したことを明らかにした。景況判断の分かれ目となる50は6カ月連続で下回り、市場予想（約49.0）も下回っている。
　同指数を構成する主要サブ指数では、「生産」が47.8（↓3.6ポイント）に下がったものの、「新規受注」が51.4（↑4.3ポイント）、「雇用」が43.8（↑0.4ポイント）、「サプライヤー納期」が51.3（↑2.0ポイント）、「在庫」が49.4（↑0.5ポイント）に上向いた。
　毎月第1営業日に発表されるPMIは、「製造業における景気動向の先行指標」とされる重要指標。50が景気拡大・縮小の分岐点となっている。全国に点在するメーカーの購買担当幹部が回答したアンケート調査を通じて作られ、「新規受注」「生産」「雇用」「サプライヤー納期（50以上で供給の遅延、50未満で供給が早いことを意味する）」「在庫」の5つの個別指標（季節調整済み）に基づいて組成された。


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