米投資会社ブラックロック(@BLK/U)などが設立した「AIインフラストラクチャー・パートナーシップ（AIP）」、アラブ首長国連邦（UAE）の「MGX」、ブラックロック傘下の「グローバル・インフラストラクチャー・パートナーズ（GIP）」の3社連合は15日、米データセンター大手のアラインド・データ・センターズを総額400億ドルで買収すると発表した。マッコーリー・アセット・マネジメントなどから全株を買い取る。規制当局などの承認を待って、2026年上半期に手続きを終える予定だ。
　AIPは24年9月にブラックロック、GIP、MGX、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が設立した投資グループ。CNBCによると、クウェート投資庁やテマセク、AI企業のxAIも参加している。株式資本300億ドルを調達し、負債を含め最大1000億ドル規模のAI向けインフラ投資を目指している。今回が初の投資案件となる。
　買収されるアラインドは、北米・南米でデータセンターを運営。50カ所のキャンパスを展開し、運用中・計画中のデータセンターの電力容量は5GW超に上る。


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