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2025/11/19 08:51 NEW!!

米国株大引け概況(詳報): 続落、エヌビディア決算を注視 無料記事

 18日のNY株式市場は、大型ハイテク株が売られる展開。主要指標のダウ平均が前日比498.50ドル(1.07%)安の4万6091.74ドルと4日続落し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が275.22ポイント(1.21%)安の2万2432.85ポイントと続落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、55.09ポイント(0.83%)安の6617.32ポイントと4日続落で引けている。
 19日引け後のGPU大手エヌビディア(@NVDA/U)の最新決算発表を控え、これまで相場を主導してきた人工知能(AI)関連銘柄を売る動きが広がった。年内の追加緩和期待が後退していることに加え、これら銘柄のバリュエーション懸念がくすぶっている。米国債は買われ、長期金利を代表する10年債利回りは4.11%(↓0.03ポイント)に低下。VIX指数(恐怖指数)は24.69(↑2.31)とさらに上昇した。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち5業種が下落。大型ハイテク株を含む一般消費財(↓2%超)や情報技術(↓1%超)のほか、資本財、公益などのセクターが売られた。ブローカーから格下げされたEC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が4.43%安、同じくIT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が2.70%安と値を下げたほか、前述したエヌビディアが2.81%安、半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が4.25%安、メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が5.56%安と売り込まれている。
 一方、エネルギーやヘルスケア、生活必需品など6業種は上昇。製薬大手のメルク(@MRK/U)が3.84%高、医療機器大手のメドトロニック(@MDT/U)が4.70%高、身売り観測が強まるメディア大手のワーナー・ブラザース・ディスカバリー(@WBD/U)が4.18%高、株式分割したばかりのネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が3.44%高と買われた。


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