2025/02/03 09:34
ウォルグリーンズ10%安、無配転落を嫌気
先週末31日のNY株式市場では、ドラッグストアチェーン大手のウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンス(@WBA/U、以下WBA)が前日比10.30%安の10.28ドルと急落して取引を終えた。配当の停止を発表したことが嫌気されている。
WBAは前日の30日、四半期配当の支払いを停止すると発表した。業績回復に向けて、資本配分方針を修正するため。負債を減らし、フリーキャッシュフローを改善することで、バランスシートの強化を図るという。
配当の削減傾向は以前からあった。同社は昨年1月、1株当たりの四半期配当額を0.48→0.25ドル(↓48%)とほぼ半減させていた。
ウォルグリーンズの経営は苦戦中。中核業務の処方薬調剤で利益率が低下しているほか、アマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)などオンライン小売との競争激化が逆風となった。2015年に1000億ドルを超えていたウォルグリーンズの時価総額は現在、90億ドルを切るまでに低迷している。昨年12月には「PEファンドのシカモア・パートナーズがウォルグリーンズの買収を交渉しているもよう」との観測も浮上していた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
WBAは前日の30日、四半期配当の支払いを停止すると発表した。業績回復に向けて、資本配分方針を修正するため。負債を減らし、フリーキャッシュフローを改善することで、バランスシートの強化を図るという。
配当の削減傾向は以前からあった。同社は昨年1月、1株当たりの四半期配当額を0.48→0.25ドル(↓48%)とほぼ半減させていた。
ウォルグリーンズの経営は苦戦中。中核業務の処方薬調剤で利益率が低下しているほか、アマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)などオンライン小売との競争激化が逆風となった。2015年に1000億ドルを超えていたウォルグリーンズの時価総額は現在、90億ドルを切るまでに低迷している。昨年12月には「PEファンドのシカモア・パートナーズがウォルグリーンズの買収を交渉しているもよう」との観測も浮上していた。
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