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2025/04/30 10:35

スーパー・マイクロが引け後15%安、3Q暫定決算の大幅な下振れで 無料記事

 29日のNYアフターマーケットでは、サーバー・ストレージ大手のスーパー・マイクロ・コンピューター(@SMCI/UA、以下SMCI)が終値比15.00%安の30.60ドルと急落した(通常取引は前日比3.41%安の36.00ドルで終了)。直近業績の大幅な下振れが嫌気されている。
 同社はこの日引け後、2025年度・第3四半期(1〜3月)の業績ガイダンスを引き下げると発表した。同期の暫定決算(未監査)を明らかにし、売上高を「45億〜46億ドル」(従来予想:50億〜60億ドル)、調整後・希薄化後EPS(非GAAP)を「0.29〜0.31ドル」(従来予想:0.46〜0.62ドル)と見積もっている。
 会社側は下振れの原因について「第3四半期に顧客プラットフォームの決定が遅れたため、同売り上げは第4四半期にずれ込んだ」とコメント。また「主に旧世代製品の在庫引当金が増えたこと、新製品の市場投入期間短縮に向けた迅速化コストで、第3四半期の粗利益率がGAAP・非GAAPの両方で前四半期比2.2ポイント低下した」と補足している。
 スーパー・マイクロの業績下振れは、競合企業にとっても悪材料。29日のNYアフターマーケットでは、IT機器大手のデル・テクノロジーズ(@DELL/UA)が終値比3.28%安、ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(@HPE/UA)が1.89%安と売られた。GPU大手のエヌビディア(@NVDA/UA)も2.06%下落している。


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