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2025/05/14 09:35

4月のCPIは前月比0.2%上昇で下振れ、前年比上昇率が2.3%に鈍化 無料記事

 米労働省労働統計局は13日、4月の消費者物価指数(CPI、1982〜84年=100とする)を発表し、季節調整後ベースで前月比0.2%上昇したことを明らかにした。市場予想(↑約0.3%)は下回っている。前年同月比の伸び率は2.3%にやや減速し(3月:↑2.4%)、こちらも市場予想(↑約2.4%)を下回った。
 項目別では、エネルギーが0.7%上昇する一方、食品が0.1%低下した。高騰していた卵の価格は12.7%下落している(前年比では↑49.3%)。
 食品とエネルギーを除いたコアCPIは前月比で0.2%上昇したが、市場予想(↑約0.3%)を下回った。前年同月比では2.8%上昇にとどまり(市場予想:↑約2.8%)、3月と変わらなかった。
 毎月10営業日に発表されるCPIは、(人口のほとんどを占める)都市部の消費者が消費財やサービスに支払った額の経時変化を平均化したもの。最も広く用いられるインフレ関連の重要指標とされ、財政・金融政策の策定に一定の影響を与える。CPIのサブ指標では、変動幅の大きい食品とエネルギーを除くコアCPIが特に注目される。


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