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2026/02/06 08:54 NEW!!

米国株大引け概況(詳報): S&P500とナスダックが3日続落、リスク回避強まる 無料記事

 5日のNY株式市場は、リスク回避姿勢が強まるなかで幅広く売られる展開。主要指標のダウ平均が前日比592.58ドル(1.20%)安の4万8908.72ドルと反落し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が363.99ポイント(1.59%)安の2万2540.59ポイントと3日続落で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、84.32ポイント(1.23%)安の6798.40ポイントと3日続落で終了。ナスダックに続き、S&P500も年初来マイナス圏に沈み、50日移動平均線(6882ポイント)を割り込んでいる。
 注目を集めたのは、前日引け後に発表した決算でIT大手のアルファベット(@GOOGL/U)が発表した巨額の設備投資。26年に「1750億〜1850億ドル」を投じ、前年実績(約914億ドル)からほぼ倍増させる方針を示した。市場でAI投資リターンに対する疑念がくすぶるなか、これを受けてクラウド大手を軒並み売り込む動きが出ている。アルファベット自体は寄り付きの大幅安から0.54%安まで戻したものの、競合のマイクロソフト(@MSFT/U)が4.95%安、アマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が4.42%安、オラクル(@ORCL/U)が6.95%安と急落した。
 また、労働市場の減速も不安材料。週間新規失業保険申請件数が上振れ、昨年12月のJOLT求人件数が下振れている。米国債が買われ、長期金利を代表する10年債利回りは4.18%(↓0.09ポイント)に急低下。VIX指数(恐怖指数)は21.77(↑3.13)に上昇し、大台の「20」を突破した。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が下落(ディフェンシブな生活必需品と公益は小幅高)。大型ハイテク株を含む一般消費財、情報技術のほか、素材、金融、エネルギーといったセクターで売りが目立った。前述したように大型ハイテク株への売りが膨らんだほか、メモリー不足に伴うスマートフォンの出荷減少が見込まれるなか、弱いガイダンスを出した携帯電話向け半導体大手のクアルコム(@QCOM/U)も8.46%安と急落している。また、金や銀の下落が続くなか、産金大手のニューモント(@NEM/U)が7.12%安、鉱山開発大手のフリーポート・マクモラン(@FCX/U)が4.27%安と売られた。
 このほか、ビットコインの急落で仮想通貨交換業者大手のコインベース(@COIN/U)が13.34%安、スマートフォン証券のロビンフッド・マーケッツ(@HOOD/U)が9.85%安と売り込まれた。


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