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2026/03/03 08:58 NEW!!

米国株大引け概況(詳報): まちまち、ナスダックとS&P500は小反発 無料記事

 週明け2日のNY株式市場は、地政学リスクにも関わらず底堅い展開。主要指標のダウ平均が前日比73.14ドル(0.15%)安の4万8904.78ドルと小幅に続落する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数は80.65ポイント(0.36%)高の2万2748.86ポイントと反発して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、2.74ポイント(0.04%)高の6881.62ポイントと小反発で引けている。
 地政学ニュースが目白押しの週末だったが、株式市場は相対的に落ち着いた雰囲気で始まった。米・イスラエルによるイラン攻撃、イランによる複数湾岸諸国への反撃によって、原油価格の高騰(WTI先物は約6%高の1バレル71.23ドルに上昇)や国際旅行の支障などが発生したものの、朝安で寄り付いた主要株価指数は総じて小幅高の水準まで戻した。トランプ大統領はイランへの軍事介入が4〜5週ほど続くと想定した上で「予定より早く完了しつつある」との見解を示している。インフレ圧力がくすぶるなか、市場ではイラン紛争による物価への影響が注目された。インフレへの警戒感で米国債は売られ、長期金利を代表する10年債利回りは4.03%(↑0.09ポイント)に急上昇している。VIX指数(恐怖指数)は21.44(↑1.58)に上昇した。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち7業種が下落。ディフェンシブな生活必需品、ヘルスケア、公益のほか、一般消費財といったセクターが軟調だった。日用品大手のプロクター・アンド・ギャンブル(@PG/U)が2.21%安、化粧品大手のエスティ・ローダー(@EL/U)が8.48%安、医薬品大手のイーライ・リリー(@LLY/U)が3.23%安、電力大手のヴィストラ(@VST/U)が4.54%安と売られている。また、原油高を受けて航空大手のデルタ・エア・ラインズ(@DAL/U)が2.21%安、アメリカン・エアラインズ(@AAL/U)が4.21%安、クルーズ大手のカーニバル(@CCL/U)が7.64%安、ノルウェージャン・クルーズ・ライン(@NCLH/U)が10.53%安と値を下げた。
 一方、景気動向に敏感なエネルギー(↑2%弱)や資本財、先週末まで軟調だった情報技術など4業種は上昇。GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.99%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.48%高と反発したほか、ビッグデータ分析大手のパランティア・テクノロジーズ(@PLTR/U)が5.82%高、航空・防衛大手のRTX コーポレーション(@RTX/U)が4.71%高と値を上げた。また原油高を背景に、石油大手のコノコフィリップス(@COP/U)が4.21%高、EOGリソーシズ(@EOG/U)が3.68%高と買われている。




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