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2021/01/25 09:29

4Q上振れもインテューイティブ7%安、21年業績の不透明感を警戒か 無料記事

 先週末22日のNY株式市場では、外科手術システム大手のインテューイティブ・サージカル(@ISRG/U)が前日比6.84%安の744.08ドルと急落して取引を終えた。足元業績が上振れたものの、コロナ禍の長期化による2021年業績の不透明感が警戒されているもようだ。
 前日引け後に発表された第4四半期(10〜12月)決算は、4%増収・2%増益という結果で、売上高、調整後・希薄化後EPS(3.58ドル)ともに市場予想(それぞれ約12億5900万ドル、約3.15ドル)を上回った。システム出荷台数は336→326台(↓3%)に減ったものの、同社外科システム「ダ・ヴィンチ」を使用した手術件数が約6%伸びたことで増収を確保している。手術件数の伸びは、第3四半期(7%増)からやや減速したものの、第2四半期(19%減)より改善している水準だ。
 総じて良好な結果だが、業績ガイダンスの発表が見送られたことを市場は嫌気したもよう。会社側は「第4四半期後半から21年1月にかけて、コロナ感染が再拡大したことが手術件数の動向に影響を及ぼしている。コロナ禍による影響の規模・期間を現時点で予想できない」と説明している。


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