週明け25日のNY株式市場では、米電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が前営業日比4.03％高の880.80ドルと急伸して取引を終えた。今週27日の決算発表を前に、ブローカーが目標株価を引き上げたことが好感されている。
　ベアードは最新リポートで、「アウトパフォーム」の投資判断を維持した上で、目標株価を488→728ドル（↑49％）に上方修正した。「独ベルリンと米オースティンで新工場の整備に乗り出し、上海工場の稼働を本格化させたほか、2020年に年間50万台を販売するという目標をクリアした後、テスラが進化の次の段階に入る」と主張。「創業者兼最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスク氏は、様々な保有事業（宇宙事業のスペースX、ニューロテクノロジー企業のニューラリンク、トンネル掘削企業のボーリング・カンパニーなど）を一つの持株会社にまとめる可能性がある」と指摘した。大部分が推測だと前置きしつつも、「（持株会社化は）各企業のボラティリティをうまく管理し、新事業の資金を集めるのに役立つだろう」と説明している。


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