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2021/01/26 10:08

アイロボット17%高、空売りの踏み上げ相場か 無料記事

 週明け25日のNY株式市場では、家庭用ロボット大手のアイロボット(@IRBT/U)が前営業日比17.05%高の115.81ドルと急伸し、8日続伸で取引を終えた。場中では一時、56.40%高の154.75ドルまで買い上げられる場面もあった。特段のプラス材料は発表されていないものの、一部現地メディアは「空売りの踏み上げ(ショートスクイズ)によるもの」と報じている。空売りされていた株式が急騰した場合、空売り側が損切りのために買い戻すため、それがラリーを煽るという。
 このところ小型株を中心に急騰するケースが目立つ。例えば、ゲーム販売業者のゲームストップ(@GME/U)は25日、前営業日比18.12%高の76.79ドルと大幅続伸(先週末22日も51.08%高の65.01ドルと急騰)。朝方に144.85%高の159.18ドルへ急騰した後、一転して5.96%安の61.13ドルまで急落する場面もみられるなど、株価が乱高下している。ゲームストップに対しては、調査会社のテルシー・アドバイザリー・グループが25日、最新リポートで「ファンダメンタルと株価との間に乖離がある」と分析し、投資判断を「アウトパフォーム」から「アンダーパフォーム」に2段階引き下げたものの、マイナス材料視されなかった。
 有力メディアのCNBCによると、ゲームストップはオンラインチャットルームやSNSのツイッター、掲示板のレディット(Reddit)などで話題になり、個人投資家やデイトレーダーから注目を集めている。個人投資家の投機対象として株価の急騰が目立つ銘柄には、アイロボットやゲームストップのほか、家庭用品チェーン大手のベッドバス&ビヨンド(@BBBY/U)、映画館チェーンのAMCエンターテインメント(@AMC/U)などが挙げられている。


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